秋田県

横手(横手市)

横手は秋田県南部の中心都市である。石坂洋次郎がこの町で13年間過ごし、その作品「山と川のある町」の舞台として登場するが、初めて訪れた印象はまさに山と川のある町そのものだった。横手川を挟んで市街が広がり、遠くには雪がたっぷり残る鳥海山の美しい姿があった。

横手(横手市)05・05・20 36×51cm
角館を経由して横手へ行った。横手にも武家屋敷町が残っていたが、角館には劣る。有名なのは「かまくら」だがこれは季節外れ。「石坂洋次郎記念館」というのもあったが趣味に合わない。市役所の駐車場に車を止め付近を散策すると、古風な佇まいの商店があった。建物の表情が面白いのでこれを横手の「代表」にすることにした。

鳥海山の姿は大曲市あたりから横手市にかけて、ずっと気になっていた。何枚か写真を撮ったが、素人の悲しさでまともなものがない。この写真は残念ながら翌21日、山形県へ入ってからのもの。

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