大阪府  
 
 
  天王寺駅界隈(大阪市天王寺区、阿倍野区)  
 
 
  JR天王寺駅は大阪環状線、関西本線、阪和線が乗り入れる大阪南の玄関口である。道路を挟んだ南側には近鉄・阿部野橋駅があり、その上部には2014(平成26)年3月に開業した日本一のノッポビル「あべのハルカス」がそびえる。近鉄グループが総力を挙げて建設、地上60階、地下5階、高さ300メートルという高さを誇る。ただ周辺には再開発を免れた庶民的な町並みも残る。  
 
 
   
  「阪和商店街」(ペン画)(大阪市天王寺区)2020.02.01     F6  
  引き続き、JR天王寺駅の北側にある「阪和商店街」のスケッチを元に、ペン画を試みた。モノクロ仕上げのつもりでペンで描いたが、赤い提灯や看板がポイントなので、薄く色を着けてみた  
 
 
   
  「あべのハルカス」(ペン画)(大阪市阿倍野区)2020.01.30     F6     
  3年前の正月に描いた「あべのハルカス」のスケッチ・コピー(原画は人手に渡った)を元に、またペン画を試みた。使ったのは、ホルベインの「水性顔料インク・スケッチライナー0.05ミリ」。描いた紙は普通の画用紙ではなく、額装するときに額屋からもらったマット用紙の切り抜き部分。紐でも付ければそのまま壁に掛けられる。(この絵をホームページに掲載したところ、譲ってほしいとの手紙が来て、2月8日にお届けした。自宅滞在1週間あまり、最短を記録した)  
 
 
   
   「あべのハルカス」③(大阪市阿倍野区)2019.01.22   F6  
  悠彩会の仲間・Oさんの初個展がこの日、JR天王寺駅近くの「茶臼山画廊」で開幕した。Fさんと揃って表敬訪問したあと、近くでスケッチすることにした。初めて四天王寺へ行ったが、その気にならず、結局、画廊から信号を渡った場所に陣取り、日本一のノッポビル「あべのハルカス」を描いた。スケッチ後、再び画廊を訪問すると悠彩会仲間のTさんがおられたので、時間は少し早いが即席新年会。昼間から営業している店を探すのに苦労したが、天王寺駅ビル内の居酒屋に落ち着いた。  
 
 
   
  阪和商店街①(大阪市天王寺区)2018.06.16    F6  
  天王寺駅の南側にそびえる「あべのハルカス」と対照的に、北側には戦後のヤミ市のにおいを残す(といって私自身はヤミ市を知らないが)「阪和商店街」がある。名前は商店街だが、大半が飲み屋のようで、南北の短い路地に東西の2本の路地が交わる構造になっており、全体にアーケードが掛かっている。天王寺付近で開かれた悠彩会スケッチ会で訪問した。昼前の時間帯なのでほとんどの店が閉まっており、看板の文字を1枚ずつ確かめながら楽しく描いた。  
 
 
   
  阪和商店街②(大阪市天王寺区)2018.06.16    F6  
  大阪市南部に土地勘のない私にとって「阪和商店街」は初めてだったが、悠彩会メンバーには詳しい方もおられ、昼食会の時、「あの店が安い」といった話題が出ていた。商店街には同じような2本の路地が並行していたので、午後に再度、もう1本の路地を描きに行った。午前中は人っ子一人通らないといった雰囲気だったが、午後になると次第に開店準備が始まった。「生ビール、ハイボール180円」という派手な電飾看板があったが、他の店も値段は安そう。普段ならぜひ一杯といきたいところだが、一人なので開店準備の邪魔にならないよう早々に絵を仕上げて引き揚げた。  
 
 
   
  あべのハルカス①(大阪市阿倍野区、座った場所は天王寺区)17.01.04     F6  
  1月4日、仕事始めのこの日、たくさんの知人が出展している「大阪を描こう展」が開幕したので、鑑賞がてら会場の天王寺美術館周辺でスケッチすることにした。まずは、いつか描きたいと思っていた「あべのハルカス」に挑んでみた。手前の交差点にあるユニークな歩道橋も一緒に描きたかったので、そちらを先に描いたら、ハルカスのビルの上の方が紙からはみ出てしまった。さすが日本一の高さである。  
 
 
   
   あべのハルカス②(大阪市阿倍野区)17.01.04     F6       
  「大阪を描こう展」を訪問した後、新世界で「通天閣」を描いた。さらに別の場所でのスケッチも検討したが、結局、、先ほど失敗した「あべのハルカス」をもう一度描くことにした。西に移動した太陽がしっかり当たる場所を選び、今度は日本一の高さのビルのてっぺんまで画面に入るよう、気をつけて描いた。こうした題材の場合、どこまで描いてどこまで手を抜くかの見極めがとても難しい。  
 
 
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