大阪府

出屋敷(枚方市)

出屋敷は近くにある田口の枝郷としてできた集落だそうで、それが出屋敷という名前の由来であろう。京都と和歌山の高野山を結ぶ旧街道の東高野街道沿いに家並みが並ぶ。

出屋敷B(枚方市)2014.04.01      36×51cm
出屋敷の集落は東高野街道に沿って一筋の家並みが並んでいる。もう1枚描きたいと思い集落の端から端まで歩いた。ちょうど中央あたりに四辻があり、10年前に同じ場所で描いているが、結局、同じ場所を2枚目に選んだ。すぐ近くを国道1号線の枚方バイパスが通るが、ほんの少し離れただけで車の騒音も聞こえず、極めてのんびりとした雰囲気。町外れの児童公園では何組かの親子連れが座り込んで花見をしていた。

出屋敷A(枚方市)2014.04.01      F6
4月に入ったこの日、あちらこちらの桜が満開なので、「その辺りで桜でも描こうか」と、比較的近場の枚方市出屋敷へ行った。この町を通り抜けている東高野街道沿いに桜の木があったようなイメージだった。しかし出かけてみると桜が咲いているのは町外れの児童公園で、家並みと桜を一体化した絵は描けない。仕方なく道端に座り込んで街道風景を描いた。

出屋敷@(枚方市)04・11・24     アルシュ36×51cm    
いつもこの近くを車で通り、いつかは描きたいと思っていた。この細い道は旧東高野街道である。京都府境の洞ヶ峠から大阪府東部を延々と南下、富田林や三日市を経由してやがて高野山へ至る。出屋敷の街道筋はおそらく往時の道幅のままで、最近、自動車は一方通行になった。

枚方市茄子作へ
「近畿の旅2」(大阪、和歌山)の目次へ