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大阪府 |
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私市1丁目、6丁目(交野市) |
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「私市」はかつて12もの塔中があったといわれる獅子窟寺や巨岩をご神体とする磐船神社の入り口にある。これらは古くからの観光地で、今は一帯がハイキングコースとして整備されている。地区内を枚方から大和の国へ通じる磐船街道の旧道が貫いており、この道沿いに古い家並みがみられる。1丁目は集落の山の手、6丁目はほぼ中心部。 |
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松宝寺付近の桜(交野市私市1丁目)2019.04.11 25×41p |
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個展の後始末も一段落したので、午後から自転車で満開の桜を描きに出かけた。私市1丁目の京阪電車線路沿い田んぼの向こうに「松宝寺」というお寺があり、その下の土手に見事な桜が咲いている。田んぼの中を東西一直線に横切る道路に座って、極めて気持ちよくスケッチした。実はこの一直線道路は「一条通」といい、奈良時代に整備された条里制の名残だという。交野市史などによると、交野市から枚方市にかけての天野川流域の田んぼにはかつて条里制が敷かれ、この場所が一条、枚方市禁野付近(枚方市駅近く)が十条だったといわれる。 |
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私市6丁目・夏(交野市)2017.07.27 F6 |
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私市3丁目で描いた後、木陰がある私市6丁目の交差点へ移動した。この道は「旧磐船街道」で、狭い道なのに車の通行量が多い。このため、昔は家が建っていたと思われる屋敷跡に少し入り込んで座った。木が茂っていて涼しい代わりに、ヤブ蚊が襲ってきた。 |
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桜の「松宝寺」(交野市私市1丁目)16.04.02 F6 |
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この日は満開の桜を描こうと思い、私市方面へ出かけた。高いところにある松宝寺付近へ行くとたくさんの桜の木がある。カメラを手にした人や子供連れの人などがけっこう来ている。桜の木下に座り挑戦してみたが、やはり桜を描くのは難しく、満足のいく出来にはほど遠い。おまけに乗ってきた自転車がパンクしてしまい、とぼとぼと押して帰る羽目になった。 |
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「実相院」門前から(交野市私市6丁目)16.04.02 F6 |
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パンクした自転車を押しながら私市の高台からとぼとぼと自宅へ戻る途中、「実相院」というお寺の門前にさしかかると、ちょっと面白い風景が目に止まった。「もう1枚描くか」と、椅子を出した。このあたりでは以前にも何回かスケッチしている。目の前に地元選出の大物代議士のポスターが貼ってある。衆参ダブル選挙が近いのかなと思った。 |
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私市6丁目G(交野市)2013.07.06 F6 |
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間もなく梅雨明け宣言が出そうな天候だったが、何しろ暑くて、スケッチに出かける気分になりにくい。テレビをつけると「お年寄りは特に熱中症に注意」などというコメントが繰り返し流れるからなおさら。しかし絵の在庫がなくなったし、時間はあるので、午後遅めに自転車で近場スケッチに出かけた。私市地区の中心部にある磐船街道の交差点で久しぶりにスケッチブックを広げた。 |
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私市集落を通り抜ける旧磐船街道沿いには旧家らしく伝統的な造りの民家がけっこう多い。そんな中で妻壁のデザインが面白いお宅があり、一度小さな紙に描いたことがあるが、改めて描いてみた。椅子を置いた場所は木陰で涼しく快適だったが、その代わりにやぶ蚊が次々にやってきた。そのせい(?)でデッサンが狂った。失敗。
私市6丁目H(交野市)2013.07.06 F6 |
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私市6丁目F(交野市)2013.03.04 F6 |
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白内障の手術(3月7日と14日)に備え、何枚か描き溜めした。この絵もそうした1枚で、暖かかった3月の初めに自転車で私市へ行った。手術の結果「世の中が変わった」というほど景色がくっきりと見えるようになった。しかし、このスケッチをした時の目は、手術直前でいわば最悪の状態。特に逆光気味の時はぼんやりして何が何だかよく見えなかった。絵はくっきりと描いてあるが、このように見えたわけではない。何回も建物の近くまで行って、細部を確かめながら描いた。 |
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晩秋の私市B(交野市) 2012.12.15 36×51cm |
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下に掲載の”晩秋の私市”を2枚描いた帰り道、ふと振り返ると、今までに描いた場所より感じの良い風景があった。しかし、すでに日暮れが近いのでスケッチはあきらめ、翌日の午後、改めて出かけた。ところが下の絵を描いたのと同じ日に隣接市にお住いの「けんさん」も私市に来られたらしく、同じ場所で描いた絵を掲示板に投稿いただいた。けんさんとは画題の好みはよく似ているものの、約束も相談もなく同じような日にまったく同じアングルでスケッチするのはやはり珍しい。 |
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晩秋の私市@(交野市) 2012.12.14 F6 |
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自宅の2階から交野山の紅葉が見えるが、日に日に鮮やかさを失っている。この日はとても暖かかったので、名残の紅葉を描こうと自転車で私市へ出かけた。私市の中でもこれまであまり足を向けたことがない山の手へ行ってみた。坂道で自転車をこぐのも運動不足解消に良い。かなり広範囲に動き回った結果、この日の目的に沿い、背景に山の紅葉があるポイントを選んで、スケッチブックを広げた。 |
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晩秋の私市A(交野市) 2012.12.14 F6 |
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上の絵を描いた後、そのまま坂道を下った所で、もう1枚描いた。山を背にしているので紅葉は視野に入らない代わりに、遠くの町が見通せる。坂道に沿って伝統的な建て方の住宅が建ち並び、ちょっと面白い構図だと思った。交野市の広報誌に市内の古い町並みのスケッチを連載していたのは4年も前のことなのに、この日も通りがかった何人もの人から「広報に載せる絵ですか」と聞かれた。こんな場所でスケッチしていること自体が珍しいことなのだろう。 |
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私市の桜紅葉(交野市)11.11.13 36×51cm |
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「河内を描く美術の会」のスケッチ会が、この日、私市で開かれた。会場は私市にある大阪市立大学付属植物園である。建物しか描けない私にとって、植物園内ではスケッチ対象が見つかりそうにない。しかし、会員の皆さんがせっかく遠方から来られるため、集合場所の門のところまで行って、挨拶だけすることにした。身勝手をお詫びしながら、門からすぐそばの私市6丁目へ。春に同じ場所で満開の桜を描いたばかりだが、今度は桜紅葉を。 |
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私市6丁目E(交野市)11.10.12 F6 |
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いかにもスケッチ向きの晴天。とくに用事もないので、昼食後、スケッチブックを持って自転車で私市へ。私市6丁目の狭い路地で1枚描いた。右側の赤い屋根の建物は昔は酒蔵だったと聞いたことがある。車はもちろん自転車も人も通らない路地なので、スケッチ中の会話はゼロ。 |
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私市の桜(交野市)2011.04.07 36×51cm |
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私市6丁目にあるこの桜が交野市で一番かっこよい桜だと思っている。以前にもスケッチしたことがあるが、周囲の家並みの様子がよく、桜も堂々とした老木なのがよい。スケッチしていると交野市内の絵画グループだという6、7人の人たちもやってきた。初対面だったが、地元でのスケッチ機会が増えたためか、私の名前はすっかりばれていた。 |
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私市の春(交野市)2011.04.07 36×51cm |
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上の桜の絵を描いた後、少し場所を移すと、桃の花と菜の花が咲いているのが目に入った。田んぼの中からいかにも春らしいこの景色を描いた。家並みの主役はガレージだか物置だか分からない建物だが、まあいいかとの気分。 |
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旧磐船街道(交野市私市)2011.04.07 F6 |
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旧磐船街道沿いには旧家も並んでいる。集落の中心部にある交差点から覗いてみると、桜が咲いて多少華やかな感じもするので、1枚描くことにした。一番下にあるAの絵にあるカーブミラーのところに座った。 |
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私市の桜その2(交野市)2011.04.07 F6 |
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最初に桜を描いた路地の反対側から描いた。桜は左側のお宅の敷地内にあるように見えるが、以前、まったく同じアングルで下のDの絵を描いている時、右側のお宅の人から「わが家のものです」という説明を聞いたような気がする。 |
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私市6丁目D(交野市)09.04.03 36×51cm |
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自宅近くでも桜が満開になり、好天に恵まれた3日、桜スケッチに挑戦した。この桜の古木には2月に下の絵を描いた時に目をつけていた。右側のお宅は以前は酒造りもしておられたそうで、かつて酒蔵だった白壁の建物と桜の花を組み合わせてみた。人通りがそれほど多くない小道でひっそりと咲いているが、なかなか風格のある古木である。 |
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私市6丁目C(交野市)09.02.26 36×51cm |
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いかにも春のような気温なので、私市6丁目のサクラの老木がある小道へ行った。さすがにまだつぼみは固いが、そのつぼみに紫系の色を乗せたら、何だかすでに花が咲いているような感じになってしまった。小道を自転車でやってくる人がいる。慌てて描き込んだら、同じ町内にお住まいのTさんだった。春になると皆さん行動的になる。 |
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私市6丁目B(交野市)05.04.21 36×51cm |
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一番下の絵の場所からほんの数十メートル離れた場所である。正面に見える桜は完全に葉桜になっていたが、その代わりよく茂った蔦の若葉で手前の無粋なブロック塀が化粧されていた。 |
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このあたりには入母屋造の民家が多いが、なかには切妻造もあり、その妻側の意匠が珍しかった。
私市6丁目@(交野市)05.02.13
F3 |
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私市6丁目A(交野市)05.02.18 36×51cm |
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地区内の旧街道は幅が狭い。しかも中心部の交差点は「当て曲げ」のように交差道路が少しずれている。交通量は意外に多く、ゴミ収集車や宅配便の車などがすれ違いに難儀している。 |
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交野市私市4丁目へ |
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