兵庫県

餘部(香住町)

餘部(あまるべ)鉄橋の架け替え計画が進んでいるという。1912年(明治45年)に「東洋一の鉄橋」として完成、長さ310m(1015尺9寸)、高さ41m(132尺5寸)の規模を誇るが、1986年に強風による列車転落事故が起きてから、「風に強い橋を」との声が高まり、コンクリート製の橋になるらしい。鉄橋の下にはいかにも山陰の漁村らしい家並みが広がる。

餘部(香住町)04・07・14 アルシュ36×51cm
餘部鉄橋を最初に渡った記憶は小学校の修学旅行の時、汽車で。2度目は高校時代に隣りの鎧駅から徒歩で。最近はもっぱら車で下から眺めるばかりだが、架け替え計画が進んでいると聞いて、所用で故郷に帰ったついでにここまで足を延ばした。

スケッチ中にも時々列車が通る。餘部鉄橋は鉄道写真の絶好の撮影ポイントだが、私にとってはあくまで鉄橋下の民家群の方が主役。手前に障害物があってカメラマンなら絶対選ばない場所でスケッチブックを広げた。ただしこのポイントを選んだ一番の理由は「日陰」だったが。

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