香川県

高松港(高松市)

高松港は瀬戸大橋が開通するまでは宇高松連絡船が発着し四国の玄関口だった。高松市は戦災に遭い古い町並みは残っていないと聞いたので、高松港へ行けば多少古さも残っているかと期待したが、高松駅同様、極めて近代的な雰囲気に生まれ変わっていた。少し東へ歩き、宇高国道フェリーのターミナル近くまで行くと、古戦場の屋島が見えた。

高松港から屋島(高松市)08.07.01 F6
「高松ではやっぱり屋島を描きたい」と思っていたが、夕方、高松港から東へ歩くと、屋島とクレーンが組み合わさった景色に出会った。クレーンが林立する風景は変化があって面白い。暑かった日中の日差しもすっかり弱くなり、海風が気持ちよい。ということで、絵の出来はちょっと横において、至福の時間を過ごした。右端は四国ドックという造船所で、絵の真ん中で活躍しているのは浚渫用のクレーン船である。

北浜アリー(高松市北浜町)08.07.01  F6
上の絵を描いたあと、ふと後を振り返ると、古い倉庫を活用したレストランのような施設があった。倉庫を活用した同様の施設は各地にあるが、帰宅後ネットで調べると、ここは「北浜alley(アリー)」という施設で、昭和初期に建設された倉庫群が不要になったので、2000年にJA香川が開発したとのことだ。戦災で古い町並みがすっかりなくなった高松では数少ないレトロポイントらしい。

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