奈良県

今住(御所市)

ネット仲間から「とても立派な建物があるよ」と教えてもらって御所市今住へ行った。確かに御所市域にあるが、薬の町として有名な高取町との境界に近い。後で知ったのだが、今住はいわゆる「大和の置き薬」の発祥地だそうで、今でもこの地区に4軒の製薬業があるという。道理で立派な建物があるはずである。

今住A(御所市)   2014.09.26       36×51p
高取町兵庫へ行ったついでにすぐ近くの御所市今住を訪問した。8年ほど前にネット仲間から教えてもらいスケッチしたことがある。以前描いた時は田んぼが裸の時期だったが、今回は黄金色の田んぼが広がり、彼岸花が彩りを添えている。ふと見ると彼岸花が咲く田んぼ道を不思議な着ぐるみ(→)がゆったり歩いている。何だろうとそばにいた人(御所市職員だった)に聞くと、御所市のキャラクター「ゴセンちゃん」の撮影だという。というわけでごせんちゃんを横目で見ながら今住の家並みをスケッチした。

今住B(御所市)   2014.09.26       F6
もう1枚、重厚な家々が集中している家並みの中へ入って描いた。高い石垣の上に家が建つなど、いかにも複雑な構図なので、バランスを取るのに苦労した。

今住@(御所市)06.05.12 36×51cm
今住の集落へ入っていくと、まるでお城のように石垣を巡らせた家々が連なっている。すごいことはすごいのだが、ちょっとスケッチする気にならず、裏手の田んぼ道で描くことにした。この地区に住み日本画を描いておられるという奥さんがやってこられた。奥さんのお宅も江戸時代から製薬業を営んでおられるという。いろいろ話を聞かせてもらった上に「畑で取れたばかり」というスナップエンドウの差し入れまでいただき、恐縮しながら辞去した。

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