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大阪府 |
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旧枚方宿その1(枚方市新町1丁目、岡本町、三矢町、枚方元町) |
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枚方は私の町並みスケッチの原点である。絵を描き始めて何に焦点を当てたらいいか迷っていた時、自宅に近い枚方市の中心部に旧宿場町の雰囲気が残っていることを知って、「これだ」と思ったものである。その後、都市化が進み、町並みの姿もかなり変わった。町並みのポイントだった船宿「鍵屋」も改修されて観光用の資料館になってしまった。だからこそスケッチで描き残しておくことの大切さを改めて感じている。宿場の京都寄りの絵を集めてその1とした。 |
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枚方元町(枚方市)19.11.03 F6 |
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枚方公園駅周辺で開かれた河内を描く美術の会スケッチ会のこの日は、午後3時から合評会とのことなのでまだ時間がある。スケッチした鍵屋資料館から京街道を枚方市駅に向かってしばらく歩くと、町家を使った古くからの医院があり、その角を曲がり、京阪電車の踏切を渡った辺りへ行ってみた。この場所は「枚方元町」で、その地名からして枚方では一番古い町の一つであろう。近くの三矢町には旧枚方宿の本陣もあった。少し坂になった道の両側にお寺があり、以前から絵になるのではないかと思っていたが、初めて足を踏み入れた。 |
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三矢町の町屋(大阪府枚方市) 2012.09.08 F6 |
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2012年9月度の悠彩会スケッチ会は枚方市の「旧京街道枚方宿」を描こうというテーマで開かれた。今回の幹事は枚方市在住のIさんで、仕事柄、この町の歴史にも詳しい。昔、本陣があった三矢町に町屋が2軒並んでいる。以前、反対側の大阪方向から描いたが、今回は京都側から描いてみた。手前のお宅はギャラリーになっている。 |
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問屋役人宅・小野家(枚方市新町1丁目)2011.07.08 F6 |
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旧枚方宿の一番京都寄りの東見附跡に「旧枚方宿問屋役人小野平右衛門家 屋号八幡屋」という説明板が掛ったお宅がある。旧態をよく保った堂々とした家だが、間口が余りにも広くて絵にしにくい。以前描きかけて途中で投げ出したことがあるが、今回も途中で嫌になった。しかし、ここにしか日影がなかった。 |
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鍵屋浦あたり(枚方市三矢町)2011.07.08 F6 |
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「鍵屋浦」は船宿・鍵屋の裏手に広がっていた淀川の川港で、行き交う三十石船で賑わったという。残念ながら日影優先で椅子を置いた場所からは淀川の水面は見えず、目の前には埋め立てられた河川公園が広がるばかり。川沿いの家並みの中央あたりに鍵屋があり、今なら「鍵屋浦」というより「鍵屋裏」といった方がよいのかもしれない。 |
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三矢町C(枚方市)07.09.22 36×51cm |
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久しぶりに枚方宿を歩いたら、昔風に整備した家がずいぶん増えたのが目に付いた。宿場町らしい雰囲気をつくりだそうという努力だからそれなりに好ましいことだと言える。でも結局描く気になったのは以前と同じ場所だった。 |
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東見付跡A(枚方市新町1丁目)06.10.17 36×51cm |
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旧宿場町のはずれにある東目付跡で、天の川の堤防に上ると京街道に沿った家並みが見える。その向こうに雑然とした枚方市駅前の市街地があって、構図的にはなかなか面白い。同じ場所で2度目のスケッチ。 |
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枚方市駅前(枚方市岡東町)05・05・11 F8 ● |
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枚方市駅前の再開発事業が終わって05年で30年になるそうだ。この事業によって利用者には便利になったに違いないが、駅前の姿は全国の中堅都市のどこででも見られるものと同じで、個性のないものになってしまった。もちろんこの場所は旧枚方宿からははずれている。 |
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三矢町B(枚方市)05・01・28 36×51cm ● |
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かつて枚方宿の本陣があったあたりに古い町屋が2軒並んでいる。2軒そろうことでなんとか「町並み」と呼ぶことができる。都市化の波に飲み込まれながら、かすかに旧街道の雰囲気を残す場所である。 |
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枚方駅に近い場所に常夜灯が残っており、その横の建物も建てられた年代はかなり古そうだ。絵の右端にある石碑に「旧岡村と旧三矢村の境」との説明がある。(07年9月行ったら、この場所は駐車場になっていた)
三矢町A(枚方市)05.01.07 F6 |
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古い町家と後ろの教会の塔の対比が面白くて、所用で枚方へ出かけたついでにスケッチした。町家の手前が旧京街道。再開発で生まれた駐車場から。
岡本町(枚方市)04・04・08 F4 |
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左側の手前から2軒目が問屋役員を勤められていたお宅で、丁寧に保存されている。スケッチをしている時、個展に来ていただいたMさんとの偶然の再会があった。
東見付跡@(枚方市新町1丁目) 04・02・25 F4 |
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街道筋でひときわ目に付くお医者さんの家で、この建物は健在だが、土蔵から向こう側の袖壁をつけた雰囲気のある町並みはなくなってしまった。
三矢町@(枚方市)91・01・26 F4 |
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