大阪府

香里園駅付近(寝屋川市、枚方市)

京阪電車の香里園駅は寝屋川市と枚方市の境界付近にあり、駅前はけっこう繁華。しかし駅からすぐのところに、昔ながらの河内の集落の雰囲気が感じられる場所も残っている。寝屋川市域は昔「友呂岐村郡」といったが、100年ほど前に京阪電車が開通した時、「郡」をかっこよく「香里」と呼び変え、住宅地として開発した歴史がある。
 
 
   
  香里園の洋館(枚方市南中振)2018.11.21     F6   
  50年ほど前、香里園駅の北の方にしゃれた木造洋館があり、知人が住んでいたので印象に残っていた。先日、電車の窓からふとそれらしい建物が見えたので、絵になるかなと思い、改めて出かけてみた。もちろん付近の様子は大きく様変わりしているが、その建物は風雪に耐えていた。もっとも壁を這い上る蔦に勢いを吸い取られている感じであった。家の玄関側が道路に面していたような記憶があるが、現在は玄関側からはアプローチできず、裏側が狭い道路に面していた。あるいは似たような違う建物かも知れない。  

「湯屋が谷弘法井戸」(寝屋川市郡元町)       2015.04.21      F6 
寝屋川市郡元町に「湯屋が谷弘法井戸」というのがあり、絵になるかなと思って行ってみた。弘法大師(空海)ゆかりの弘法井戸が市内だけでもでも4カ所もあるという。そのなかでも湯屋が谷井戸は規模が大きく、かつては周辺の人たちの生活用水として使われ、井戸の前は近所の主婦にとって大切な井戸端会議場だったとか。2012年に描いた↓の郡元町の場所へも行ってみたが、元茅葺屋根のお宅があった所は更地になり、分譲住宅の建設が始まっていた。

田井の鯉のぼり(寝屋川市田井町)2013.04.29        F6
この日、香里園駅前のギャラリーで開幕したグループ展を訪問後、その近所でスケッチポイントを探した。下の絵を描いた国道170号線へ行くと、豪勢な鯉のぼりが揚がっていたので、歩道に椅子を置いてスケッチした。この日は少し日差しがきつかったが、鯉のぼりが泳ぐほどの風があり、とても快適だった。着色してから、黒と赤の鯉のぼりの順番を間違えたのに気が付いた。

   
  田井町A(寝屋川市)2013.04.29        F6  
  鯉のぼりの絵を描いた場所から左側へ20メートルほど移動、続けて2枚目を描いた。  
 
 
田井町@(寝屋川市)      2012.10.26        F6
先日、たまたま香里園付近で車を走らせていて、土手上を走る国道170号線の西側にある田井町に伝統的な民家が残っているのを見つけた。以前は田井と呼ばれた集落である。かつてこの場所からは国道1号線を越え、淀川の堤防まで田んぼが続くのが見えた。

郡元町(寝屋川市)2012.04.25     F6
旧来の集落である「郡」は今は「郡元町」という呼び方になっている。郡元町に若いころ2度にわたって住んだことがある。香里園駅前で開かれた知人のグループ展を訪問するついでに、第2の故郷ともいえる懐かしいこの町で、初めてスケッチした。

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