大阪府

玉川(大阪市福島区)

福島区玉川は地区の中央を新なにわ筋という広い道が通り、その上に阪神高速神戸線が走っている。しかし、戦災を免れた地区らしく、ところどころに古い建物や町並みが残っている。3丁目と4丁目の境に恵比須神社の大きな敷地があり、またそのすぐ近くの極楽寺というお寺の門の前に「野田城址」という石碑が建っていた。碑文によると今の大阪城がまだ本願寺だったころ、このあたりにお城があったという。

   
   玉川4丁目・1702(大阪市福島区)17.02.04     F6  
  悠彩会スケッチ会の下見の続き。スケッチ会での昼食会場候補の鮨屋で昼食後、玉川4丁目へ行ってみた。「野田城趾」との標識が建つ極楽寺というお寺の付近も感じが良かったが、本番のスケッチ会に残しておくことにして、そのそばにある重厚な民家を描いた。  
 
 
玉川3丁目@(大阪市福島区)06.08.12 36×51cm
上に高速道路が通る幅広い新なにわ筋に面して、「大阪型うだつ」を備えた古い民家があった。歩道のビルに寄り添って祠も建っている。たったそれだけのことだが、大都市の中で見つけたちょっと懐かしい風景である。戦災も、その後の道路拡張に伴う立ち退きをも免れたのだろう。

玉川4丁目(大阪市福島区)06.08.12 F6
高速道路脇の3丁目で1枚描いたあと4丁目を歩くと、いかにも豪勢なお宅がある。その脇の細い道を覗くと、新旧の建物が雑然と建て込んでいる中に、白壁の立派な土蔵が存在感を主張している。ちょうど空が曇ってきて日陰を気にしなくてもよくなったので、2枚目にはこの場所を選んだ。

玉川3丁目A(大阪市福島区)06.08.12 F6
恵比須神社の南側に古い家並みがあった。この家並みの前の道は古い街道らしい。虫籠窓のところに「エビス屋薬局」と書いた家があった。この家の前に太い電柱があったが、邪魔なのでちょっと退いてもらった。

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