東京都

御岳山(青梅市御岳山)

2012年の「いらかぐみ」オフ会が青梅市の山岳部にある御岳山で開かれた。御岳山は「おんたけさん」ではなく「みたけさん」と読む。海抜929メートルの山上に「武蔵御嶽神社」があり、その周辺に神職の人が営む20数軒の宿坊がある。JR青梅線・御嶽駅で下車、バスとケーブルを乗り継いでようやく到着する。とても東京都とは思えない不便な場所にあるが、関東一円のあつい信仰心に支えられ、また、格好のハイキングスポットとしても人気を集めているようである。

御岳山遠望(青梅市御岳山)2012.05.26     F6
この絵は、ケーブルの御岳山駅から宿坊街に向かう道からの遠望である。絵の中央の稜線に見えるのが「御嶽神社」、その下にみえる大きな茅葺き屋根風の建物が宿泊した「御岳山荘」。高地の斜面に家々が建つ風景はわが故郷にちょっと似ていると思った。

←←が「武蔵御嶽神社」。27日早朝にメンバーそろって参拝した。


→→が宿泊した宿坊「御岳山荘」。祭壇のある大広間で食事をした。
七ちょめさんの宿泊記がこちらに。

馬場家御師住宅@(青梅市御岳山)2012.05.26     36×51cm 
御岳山の集落は「御師」(おし)と呼ばれる神職の集落である。多くは宿坊として参詣客や観光客に宿を提供している。しかし、中心部にある馬場家住宅は現在も住居として使われており、東京都指定有形文化財である。屋根の上に草が生えて花が咲き、ひときわ目を引く存在のため、周囲を巡ってスケッチポイントを探した。

馬場家御師住宅A(青梅市御岳山)2012.05.26     F6
「馬場家御師住宅」を裏側から描いたが、出来があまり気に入らないので、表側に回ってもう1枚描くことにした。この場所で同年代と思われる5、6人の絵画グループがスケッチをしておられたので、声をかけて一緒に描かせてもらった。そのうちにカメラを手にした「いらかぐみ」のメンバーも賑やかにやってきた。同じ建物を2枚続けて描くのはめったにないが、2枚目の出来を見て、ようやく茅葺き屋根を描くのは苦手だったことを思い出した。


「馬場家御師住宅」をスケッチされている皆さん。このあと、私も同じ場所で仲間に入れてもらった。(右の写真)


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