奈良県

法起寺あたり(斑鳩町岡本)

法隆寺、法輪寺、法起寺のいわゆる斑鳩三塔のうち、法起寺の塔が一番、斑鳩らしい雰囲気である。斑鳩らしいってどんなのかと問われるとつらいが、何だかそんな風に表現してみたい。
 
 
   
  法起寺・21年師走@(斑鳩町)21.12.15   36×51p   
  トップページ更新用のスケッチが在庫ゼロだし、天気も良いので、午後から斑鳩の法起寺へ出かけた。東側の小泉共同墓地駐車場に車を止め、たんぼ道を歩いて三重塔を遠望する場所まで行った。何回も同じ場所で描いているが、山には紅葉が残り、畦の草紅葉も美しい。  
 
 
   
  法起寺の塔遠望(奈良県斑鳩町岡本)20.12.23    36×51p  
  法輪寺から法起寺へ移動、この日はお寺の南側の田圃から塔の遠望を描こうと決めていた。新年のホームページを飾る1枚にしようという思惑である。何回も描いたアングルだが、三重塔と岡本集落の家並みの組合わせは気に入っている。  
 
 
   
  岡本の家並み(奈良県斑鳩町)2020.12.23   F6  
  法起寺の三重塔の遠景を描くことが多いが、その背景に広がる岡本集落の家並みの佇まいが気に入っている。しかしその入り口の家並みを描いたことがなかったので、道路脇に座って描いてみた。ちょうど真後ろに三重塔があるわけで、他人から見るとずいぶんへそ曲がりに感じるかも知れない。  
 
 
   
  師走の法起寺(奈良県斑鳩町岡本)2020.12.23   F6  
  法起寺の周辺に広がる田圃から三重塔を描くことが多い。この日も法輪寺から法起寺へ移動して、いつものように田圃の中から法起寺の塔の遠景を描いた。塔の東側からの眺めだが、周辺の田んぼでは農作業をする人の姿が目立った。  
 
 
   
  初夏の法起寺(斑鳩町)2020.06.05    F6  
  藥師寺の塔が田んぼに映り込む風景を描きに行き、そのついでに斑鳩へ移動、法起寺へ立ち寄った。法起寺の塔は何回も描いているが、周辺の田んぼが田植え直後というシーズンには初めてである。周辺の田んぼではまさに田植えの真っ最中。水面に塔の陰が映り込むポイントを選んだ。  
 
 
   
  法起寺の秋@(斑鳩町)19.09.26    F6  
  黄金色の田んぼが描くたくなり斑鳩の法起寺辺りへ行った。法起寺周辺は日陰がまったく確保できないことが分かっているが、先日、ここで開催予定だった浪漫会スケッチ会が場所変更になったこともあり、午後になって出かけることにした。大和郡山市小泉町の共同墓地の駐車場に車を止め、その近くでスケッチブックを広げた。以前、12月に同じ場所から気分良く描いたことがあるが(↓の絵)、今回は田んぼの色は期待通りだったものの、正面から西日をまともに受けとても暑かった。  
 
 
   
  法起寺の秋A(斑鳩町)19.09.26    F6  
  法起寺の南正面までたんぼ道を歩き、この日の2枚目を描いた。この場所にはため池があり、池の土手が田んぼより少し高くなっているため、スケッチには都合が良い。手前の横一列の緑は,コスモス畑なのだが、花が咲くのはもう少し先らしい。  
 
 
   
  法起寺遠望・冬(大和郡山市小泉町から)16.12.18     36×51p  
  しばらく寒い日が続きスケッチに出かける気がしなかったが、この日は朝から晴天でとても暖かい。「さてどこへ行くか」と迷った末、夏の暑い日、太陽にじりじり照らされながら下の絵を描いた描いた大和郡山市小泉町の田んぼを思い出した。日当たりの良さなら間違いないわけで、遠くに見える法起寺の塔も魅力的。夏より田んぼ1枚分、50メートルほど前に座ったが、背中に陽を受け風もなくて、いかにも快適。しかも、塔の背景の山にはまだ少し紅葉が残っていた。  

 
   
  冬の法起寺あたり(斑鳩町岡本)16.12.18     F6     
  法起寺の塔を遠目に見ながら田んぼ道をたどって、塔の南側まで行った。南側から見た法起寺の塔と岡本集落の家並みとの組み合わせは、数え切れないほど描いているが、これまでより一番遠くに陣取った。周辺は広々とした田んぼで、イチゴ栽培などのハウスも点在している。目の前にカラスかハト避けの黒いビニールを取り付けた棒がたくさん立ててある。「ここまで描くか」と迷いながら、結局描き込んだ。  
 
 
   
   法起寺遠望・夏(大和郡山市小泉町から)16.08.07   
  涼しさを求めて大和民俗公園へ行ったついでに、近くの法起寺辺りへ行ってみた。法起寺の塔が見える風景は何度も描いているが、東側の遠くから一度描いてみたと思っていた。大和郡山市小泉町に大規模な墓地があり、その駐車場からたんぼ道をほんの少し歩くと、まさに遠くに法起寺の塔が見える場所に行き着いた。当然、日陰は全くないから「今日は下見だけ」と思っていたのに、ついその気になってスケッチブックを広げてしまった。急いで描いたが、正面から西日を浴び、いかにも暑かった。  

法起寺三重塔(斑鳩町)2014.12.23       25×41p   
法輪寺から法起寺へ歩いた。法起寺ではいつも三重塔のバックに岡本集落の家並みが見える同じような風景ばかり描いているので、遠くに塔が見える目新しいアングルはないかと遠回りしてみた。しかし結局、椅子を置いたのはいつもと同じような場所だった。横長の画用紙を持っていたので、いつもよりワイドに描いてみた。

法起寺界隈A(斑鳩町岡本)2012.12.29     36×51cm
「塔は遠くから描くのがよい」と安野光雅画伯がどこかに書いておられた。法起寺の南側に広がる田んぼの中の道をどんどん遠くへ歩いてみようかと思ったが、ふと後ろを振り返り、この辺かと椅子を置いた場所は、以前、描いた場所とまったく同じだった。

法起寺界隈@(斑鳩町岡本)2012.12.29        F6      
法輪寺でスケッチ後、法起寺へ移動した。法起寺も過去何回もスケッチしているが、これまで南側の田んぼから描くことが多く、北側にある岡本集落から描いたことがなかった。岡本公民館から坂道を上がったところに小さな溜池があり、その土手へ行ってみた。法起寺の塔が見下ろせ、手前の家並みとの組み合わせも描けるので、格好のスケッチポイントであった。池は何だか由緒ありそうで、土手に説明板があったが、読むのを忘れた。

法起寺あたりC(斑鳩町岡本)10.07.04       36×51cm
法輪寺や法起寺にはこれまで寒い季節にしか出かけたことがなかった。法起寺の裏手にお寺を見下ろせるスケッチポイントがあることは知っていたが、林の中なので寒い時にはいかんともしがたい。暑い時なら日影で快適と踏んで、行ってみた。しかし……、スケッチを始めてすぐ藪蚊の大群が襲ってきた。あいにく今年はまだ蚊取り線香の用意もしていない。タバコに火をつけ、半袖シャツからむき出しの腕に吹きかけながらスケッチを続けたが、人には嫌われるタバコの煙も蚊には効きそうもない。「スケッチとは耐えることなり」といった気分になった。

法起寺あたりB(斑鳩町岡本)08.12.27  36×51cm
「確実に日当たりがよい場所」を頭の中で考えながら車を走らせた結果、斑鳩の法起寺あたりへ。11月中旬に同じ場所で描いたばかりだが「まあいいか」と田んぼの畦に座り、法起寺の塔と背景の家並みを組み合わせてみた。

岡本A(斑鳩町岡本)08.11.13  36×51cm
小春日和に誘われ斑鳩へ。一番気持ちよさそうな場所を選び、法起寺東側の田んぼ道に陣取った。塔を横目に「岡本」集落の家並みを描いた。

法起寺あたり@(斑鳩町岡本)06.01.15 36×51cm
冬晴れになったので、斑鳩らしい風景が描きたくなった。法起寺の南側の田んぼ道を歩くと、塔と「岡本」集落の家並みのバランスが面白い。道端に座ってスケッチした。真冬なのに道端の芝紅葉が案外きれいだ。

法起寺あたりA(斑鳩町岡本)06.01.15 36×51cm
寒さ対策に上の絵と写真からもう1枚描いてみた。まったく違うイメージに仕上げたいと思ってスタートしたが、同じような絵になってしまった。

法起寺@(斑鳩町岡本)02・01・06 36×51cm
年の暮れから正月にかけて、斑鳩三塔を描きに出かけた。法隆寺の塔は描く場所を探すのにずいぶん苦労をしたが、法起寺はちょうど県道脇にあるため、おあつらえ向きのスケッチポイントがすぐに見つかる。正月早々というのに、もう田んぼを耕している人もいた。

岡本@(斑鳩町岡本)03・01・12 36×51cm
ひまつぶしさんが法起寺あたりに行って、塔を描かずにその北側に広がる家並みを描いておられる。ネタ切れ状態でどこに描きに行こうかと悩んだ結果、ここへ行ってみると、なるほど面白い家並みである。「岡本」という集落である。

法起寺A(斑鳩町岡本)03・01・12       F8
でも、その場所から見上げた塔もなかなか素敵。なにしろ現存する三重塔では最古のものだそうだし、世界遺産にも指定されているということで、挑んでみたが、やっぱりバランスを取るのに失敗。文化財は私の腕には手ごわい。

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