滋賀県

菅浦(西浅井町)

琵琶湖の最北端、岬を巡る道を走って行き止まりといった感じの場所に菅浦の集落がある。奥琵琶湖パークウエーが葛龍尾崎の登りにかかる手前から村へ入る道が付いているが、1971年のパークウエー開通まではもっぱら湖上交通に頼っていたという。

菅浦A(西浅井町) 08.09.08   36×51cm
歴史探訪などで菅浦を訪れる人のために、集落の入り口には立派な駐車場と公衆トイレが整備されている。ただ、駐車場には「ブラックバス釣り客駐車禁止」の立て札があった。琵琶湖最北端にあるため、冬の荒波を避ける2段構えの石垣が集落を守っている。湖面の色がとてもきれいで、それを入れて描こうか少し迷ったが、石垣に焦点を当てることにした。ケイトウの花が咲いていたので、つい丁寧に描いた。

菅浦@(西浅井町)00・10・01
村の入り口に茅葺の四足門がある。荒波を避けるためか家々を背丈より少し低い石垣で囲んでいるのも特徴。最近は「隠れ里」のムードに誘われたスケッチ客も集めているようで、この日もあちこちにグループが陣取っていた。

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